事業計画

2017年度

基本方針

「未来づくり、組合員の力で」
~つながりが生み出す、心豊かなくらしと地域~

全体課題

  • (1)地域やくらしの課題解決に向け、事業と活動を一体化させた事業戦略づくりを進めます。
  • (2)行政、諸団体と一体となって、たすけあいの輪が広がる持続可能な地域づくりをめざします。
  • (3)創立100周年となる2021年に向け、新生協運動を力強く推進する、組織づくり、人づくりを進めます。

重点取り組み

(1)地域やくらしの課題解決に向け、事業と活動を一体化させた事業戦略づくりを進めます。

店舗事業

  • 1)改装は、地域における店舗の状況に応じ、大型投資による「戦略改装」、品揃え・価格を強化する「活
    性化改装」、競合の出店に対抗する「競争対策改装」に区分して実施し、収益の拡大をめざします。
  • 2)高齢化や世帯人数の減少、有職主婦の増加など組合員のライフスタイルや社会環境の変化に対応し、少量商品や惣菜、即食・簡便商品の品揃えを強化し、組合員満足の向上に取り組みます。
  • 3)買い物にご不便を感じておられる方々に対するサービスである「移動店舗」や「買いもん行こカー」のエリア、コースの拡大とともに、地域の声や課題に向き合い、地域に根ざした店舗づくりを進めます。
  • 4)組合員有志による「買い物支援ボランティア」や、地域と連携した「ショッピングリハビリ」の取り組みを進めます。

宅配事業

  • 1)利用のしやすさを充実させるために、自動注文のアイテムやお届けサイクルを見直します。
  • 2)「めーむ」のさらなる利用と、定着(宅配ファン増加)をめざし、新たに個人別「ご利用感謝チラシ」の発行に取り組みます。
  • 3)将来に向けて安心宅配をさらに強化・継続するため、地域と連携した「新しいお届けスタイル」の検討に着手します。
  • 4)夕食サポート「まいくる」は、利用実態や要望を反映させ、介護食、健康管理食、少量商品の導入や、週7日お届けエリアを拡げ、さらなる利用食数の拡大とともに長期継続利用いただける取り組みを進めます。
  • 5)新アプリを導入し、増加するスマートフォン利用組合員のめーむ注文の利便性を高めるとともに、活動やイベント情報などもアプリ化し、子育て世代の利用を拡大します。また、宅配利用者は本、CD/DVDを最短2日でご自宅に直送するサービスを開始します。

生産事業

  • 1)食品工場生産品は、さらなる「おいしさ」を追求した商品改善と、家計・健康・環境に配慮した「やさしさ」を大切に、新たに低糖質パンや乳酸菌入りの納豆などの商品化に向けた検討を始めます。
  • 2)品質管理マネジメントシステムを実践し、安全安心な商品の供給に努めます。また、組合員の商品学習や施設見学、他生協への販路拡大も継続して取り組みます。
  • 3)労働力不足など、今後の環境の変化を考慮しつつ、これからも組合員の声に応え、信頼される商品を作り続けるために、食品工場における新たなビジネスモデルの検討を始めます。

共済・サービス事業

  • 1)全国の組合員がくらしを支え合うコープ共済は、新たに共済カウンターを8店舗出店するとともに、子育て世代への加入推進や高齢者向けの新商品の拡大を進め、組合員同士の「たすけあいの輪」を広めます。
  • 2)タブレット端末の活用や職員のファイナンシャルプランナー(※1)の資格取得を通じて保障の提案力を高めるとともに、契約受付時の丁寧な応対、保障内容や留意事項についての正確な情報提供など、業務品質の向上を推進します。
  • 3)クレリ事業(※2)は、店舗での相談コーナー拡大やクレリホールの見学会開催など認知度向上の取り組みとともに、組合員ニーズに対応した新しい葬祭サービスとして、家族葬専用プランの開発を進めます。
  • ※1 ファイナンシャルプランナー:家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家。
  • ※2 コープこうべの葬祭サービス

電力事業

  • 1)4月より供給を開始した「コープでんき」は、宅配に加え、店舗でも加入を進めていきます。コープこうべが電力事業を始めた目的をしっかりと伝え、「コンセントの向こう側にある社会的課題」について、一人でも多くの組合員と一緒に考え、行動する取り組みを進めます。
  • 2)持続可能な社会づくりに向け、太陽光などの再生可能エネルギーの発電と、その電気をコープこうべの事業所で利用する取り組みを継続して行います。

コープ商品の取り組み

  • 1)コープスと日生協CO・OP商品のそれぞれの強みを生かした最適な品揃え、それぞれの良さを統合した商品の共同開発を継続して進めます。また、商品の良さが伝わるパッケージデザインへの変更を順次進めます。
  • 2)組合員と職員が一緒になり、コープ商品の魅力を伝えるラブコープキャンペーンの取り組みを行います。また、コープ商品の認知度向上とエシカル消費(※1)を推進し、コープ商品への理解を深めます。
  • ※1 エシカル消費:エシカル=倫理的=「社会」「地域」「人」「環境」の保護・支援・応援につながる消費のこと

福祉事業

  • 1)既存事業は、個別事業所ごとの課題に対応した施策を実施しながら、事業収支の立て直しを図ります。
  • 2)2018年度の介護保険制度の改定を見据え、住まいの整備、認知症への対応強化、介護人材の確保など、在宅での介護の基盤整備を図ります。
  • 3)介護・子育てといった機能別事業展開から、地域の高齢者支援・子育て支援・障がい者支援を担う「総合福祉サービス事業」への転換を視野に入れ、コープこうべの他の事業・活動や、(社福)協同の苑、地域の福祉関連事業者などとの連携を強めます。

文化事業

  • コープカルチャーは、講座企画と広報業務をカルチャー本部に集中させる業務スタイルに転換するとともに、利用者の立場に立ったサービス内容を検討し、収支改善に取り組みます。また、コープスポーツは新規コースの開設と既存コースの受講者増員に向けた取り組みを強めます。

協同学苑

  • 宿泊・施設利用の稼働率向上に向けたイベントや職員研修の開催を通じ、地域や職員の「学び・交流の場」として施設全体の活用を進めます。

(2)行政、諸団体と一体となって、たすけあいの輪が広がる持続可能な地域づくりをめざします。

地域のつながりづくり

  • 1)行政、地域諸団体等との連携をいっそう強め、助け合いの力で、高齢者や子どものくらしの課題解決に取り組みます。
  • 2)地区・ブロック内の組合員活動や地域の活動をつなぐ「コーディネーター」の仕組みづくりを進めます。
  • 3)地域コープ委員会活動の「地域つながり支援」の事例交流などを通して、地域とつながり、学び合える委員会活動をめざします。

「居場所・つどい場」づくり

  • 1)「居場所・つどいの場立ち上げ支援助成制度」の活用を進めるとともに、新たな活動支援の方法を検討します。
  • 2)(公財)コープともしびボランティア振興財団などとのネットワークを生かし、多様な活動者との交流を進めます。

助け合い活動の広がり

  • 1)「コープくらしの助け合いの会」は新たなきまりのもと、それぞれの地域に合った活動を広げます。また、学習を深め、地域包括支援センターなどとのつながりを強めることで、地域に果たす役割を再確認します。
  • 2)行政の生活支援サービスや、地域での支え合い活動と「コープくらしの助け合いの会」との相互連携を強め、利用者の選択肢を広げます。

防災・減災と全国生協との交流

  • 1)防災・減災の活動は地域諸団体と連携した取り組みを強め、地域ぐるみの活動へと広げます。
  • 2)発災6年目を迎えた東北のくらしの変化を学び、宮城・岩手・福島の生協との交流のあり方について考えます。また、生協くまもとが進めるサロン活動などへの支援を始めます。

地域ぐるみの子育て

  • 1)行政が推進している子ども・子育て支援計画などの情報を集め、地域のさまざまな団体とつながりながら、子どもの育ちを地域ぐるみで応援する活動に取り組みます。
  • 2)子どもを取り巻く環境や、家族のあり方が大きく変わるなか、子どもや若い世代が直面している課題についての学習を進めます。

食と健康の取り組み

  • 1)コープ商品を中心とした、原料の生産、流通、使用、廃棄までの一連の流れや、社会や環境への影響、ならびに、地魚、地場野菜を通した、「食」「くらしと文化」「環境」のつながりについて、学び、実践し、伝える取り組みを進めます。
  • 2)商品検査センター50年の歴史を振り返り、改めて商品の「安全・安心」に関する学習や世代別の「食と健康」の課題解決に向けた学習・実践に取り組みます。

平和の取り組み

  • 1)2020年に開催される、NPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて、全国の生協とともに「ヒバクシャ国際署名」に取り組みます。また、署名活動につなげるために被ばくの実相や国際社会の動きについて学習を深めます。
  • 2)憲法について気軽に学び、語り合える場を広げ、一人ひとりが判断し、行動できる力を身に付けます。
  • 3)設立15周年を迎える兵庫県ユニセフ協会や(特活)CODE海外災害援助市民センター、(公財)PHD協会などとのつながりを強め、世界で起きている問題と私たちのくらしを関連づけて考える学びを深めます。

持続可能な社会づくり

  • 1)事業活動から排出されるCO2削減を継続して進めるとともに、電力小売事業への参入を機に、日本や世界のエネルギー問題や再生可能エネルギーに関わる市民参画について学習を強めます。
  • 2)資源循環の取り組みを推進し、子会社と連携しながら、鳴尾浜リサイクルセンターを立ち上げます。
  • 3)環境共生型農園エコファームや身近な里地里山で、日本の第一次産業をめぐる問題や生物多様性、生態系の循環についての体験型学習を進めます。
  • 4)レジ袋代金を活用し、2008年度から10カ年で整備と学習を進めてきた「コープの森・社家郷山(しゃけごうやま)」(西宮市)の2018年度以降の取り組み計画を策定します。

(3)創立100周年となる2021年に向け、新生協運動を力強く推進する、組織づくり、人づくりを進めます。

若い生協ファンを増やす取り組み

  • 1)コープ商品を通したコミュニケーション、子育て世代が集まる地域イベント、レインボースクールなどを通し、組合員と職員とが一緒になって、新たな「生協ファン」を増やす取り組みを行います。
  • 2)若い世代の生協参加の拡大につながる情報発信や、組合員や地域の声を商品やサービス、利用しやすい価格などに反映させていくために、適切な管理のもと、生年月日、性別の属性情報を収集できるように準備を進めています。
  • 3)高校生・大学生との交流を深め、学生の視点を生協運営に取り入れる取り組みを進めます。また、子どもが担い手として参画するイベントや学習活動を広げます。

組合員組織の枠組み検討

  • 1)地区エリア・選挙区再編を機に、ブロック制を意識した活動のあり方や地区組合員活動協議会の役割も検討します。また、総代の「声」から地域の社会的課題をとらえ、事業計画に反映させる方法にいっそう磨きをかけます。
  • 2)地域コープ委員会や地域ねっとわーく連絡会など、今日的な社会状況や課題にマッチした運営方法に変えていくため、既存のしくみのもとでの活動の実態把握を進めます。

人づくり・組織風土改革

  • 1)職員一人ひとりの自発的な挑戦を応援し、多様な価値観を生かして、誰もが個性・能力を発揮しながら働き続けられる組織をめざします。
  • 2)雇用区分や役割を越えた対話の場づくりや柔軟な働き方を支援できる仕組みづくりを行います。
  • 3)コンプライアンスに基づいた、適正な業務運営を行うための手順への見直しと点検体制の整備を進めます。
  • 4)障がい者の社会的自立支援に向けて、コープこうべグループ全体で就労機会を拡げていく取り組みを進めます。
  • 5)4年後の2021年に迎える創立100周年に向けたプログラムの策定を行います。
  • 6)「コープこうべユニオン」との信頼関係をいっそう深め、コミュニケーションを図ります。

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